建設機械は自動車やトラックなどの車両と異なり、不整地な稼動現場で大地を掘り、削り、岩を砕く機械です。こうした過酷な作業・環境に耐えるタフさと信頼性が、コマツの建設機械に搭載されるディーゼルエンジンにも求められているのです。
IPAは2.4Lから78Lまでの幅広いディーゼルエンジンの開発を行い、これらの製品は建設機械のみならず産業機械、鉄道、船舶、発電機にも搭載されています。
ディーゼルエンジンの技術は様々なニーズに応えて進化してきました。例えば環境対応。2014年から導入されたPM、NOxの排出量が限りなくゼロに近い排出ガス規制には「ディーゼルパティキュレートフィルタ」、「選択的還元触媒」などの最新技術でクリアしてきました。ディーゼルエンジンを取り巻く環境として、規制は今後もますます厳しくなり、加えて、さらなる省エネ化や石油燃料に代わる新燃料(天然ガスやバイオ燃料)への社会的要請にも応えていく必要があります。
建設機械をリードするコマツの技術は、まさに世界の最前線にあります。前例のないフィールドを技術の力で切り拓くことがIPAの使命。ディーゼルエンジンの未来に向けて、IPAは様々な挑戦を続けています。