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会社情報


社長と副社長からのメッセージ

社長の顔写真

IPA代表取締役社長

株式会社小松製作所

開発本部

エンジン開発センタ

所長 小野寺 康之

IPA社長就任にあたり、ディーゼルエンジンの将来について考えてみました。
1892年にルドルフ・ディーゼル氏がディーゼル機関の特許を取得、1897年に初めて実働するプロトタイプのディーゼルエンジンの製作に成功、以来120年あまりの歳月が流れています。この間に、排気量当たりの出力は、約30〜40倍程になりました。
1996年に米国連邦環境保護局(EPA: Environmental Protection Agency)が、ノンロードディーゼルエンジン規制を開始して以来 もうすぐ20年になろうとしています。その間、第一次規制(Tier1)から第4次規制(Tier4Final)まで、窒素酸化物(NOx)の排出量が約1/25程度に、粒子状物質(PM: Particulate Matter)の排出量も約 1/25程度に低減されました。
Industrial Power Alliance(IPA)は、1998年設立以来、今年(2015年)で17年がたちました。この間IPAでは上記のEPAをはじめとする日米欧規制に適応する排気ガスのきれいなディーゼルエンジンの研究・開発を促進し、そのエンジンをお客様にタイムリーに提供してまいりました。 
ディーゼルエンジンの研究・開発・設計を主な生業とする会社としてコマツとカミンズによって設立されたIPAは、両社のDNAである“品質と信頼性”“Innovation”を融合し、プロのエンジニア集団として、エコロジー(地球環境)とエコノミー(経済性)の両立を追及した次世代の”夢のディーゼルエンジン”を生むことが使命と考えています。  
私たちが夢を追い続けている限り、ディーゼルエンジンの将来は明るいと信じています。

 
副社長の顔写真

副社長
デイビッド M コナー

Industrial Power Alliance(IPA)は、コマツとカミンズ各々の開発部門で持っている強みを両社でさらに活用することを目指して、研究開発の合弁会社として1998年に設立されました。以来、お客様にとって高い価値を持つエンジンを開発し続けています。
 
お客様が現場での生産性を高められるような高品質のエンジンを送り届けるには、コマツとカミンズ両社が常に新しい形で力を合わせることが必要です。最新鋭のエンジン開発だけではなく、経験を蓄積し両社の新たな共同プロジェクトを開拓することも、IPAで働く喜びのひとつです。また、エンジン開発を成功に導くため、コマツとカミンズ両社で一定の人員を配置し合い、相互の開発拠点で業務を行っています。これは、コマツとカミンズ両社でのコミュニケーションを強化し、スピード感を持って設計の意思決定を行うための方策のひとつです。
 
IPAでは、世界規模で実施されている建設機械向けの排出ガス規制に対応するエンジンを開発しています。コマツならびにカミンズは、長年にわたってその商品の信頼性・耐久性が高く評価されており、私たちのエンジンについても信頼性・耐久性は一切妥協せず、より厳しい排出ガス規制に対応し続けています。信頼性・耐久性の追求は、コマツとカミンズ両社が創立以来100年近く大切にしてきたことのひとつです。同じ考え方を持つ両社が協力し合うことにより、世界中のお客様に様々な使われ方をする私たちのエンジンに万一問題が起きても、効果的に解決にあたることができます。IPAでは、業界トップクラスの開発ツール、手法、エンジニアを活用し、常に高みを目指すお客様の要望や世界規模でますます厳しくなる各規制を満たす革新的なエンジンを作り出していきます。
 
具体的には、Tier4 Final/Stage V規制対応エンジンの市場導入にあたっては、お客様と約束した品質は変わりなく提供しつつランニングコストを最小限に抑えられるエンジンを送り出すため、大きな力を注ぎました。この際、既にお客様の現場にある実際の建設機械から継続的に知見を得て、得られた知見に基づいて、新しい製品の使われ方を見すえた改良を織り込みました。これは、コマツとカミンズ両社の膨大な技術力や経験を最大限に活用することで実現しています。建設機械のランニングコストをより良くし続けていくためには多面的な技術アプローチが必要です。そのため、さらに厳しくなる排出ガス規制、お客様の現場での多様な使われ方、コマツ建機への搭載性、作業燃費や使い勝手を良くするためのエンジンと車両のマッチングなどを考慮した最適な織込み技術の選定が求められます。さらには、競争の激しいこの分野では、最新のパワートレイン技術に加えて全く新しいエンジン開発にも力を注いでいくことが求められます。コマツとカミンズ両社の技術力ならびに最新の製品開発/評価手法の活用を通じて、IPAは研究開発合弁会社としてゆるぎない地位を確立しています。